大会結果他

2023 大会入賞者と審査員コメント


163cm超級

1位 鈴木 永理佳選手

表現力豊かで、笑顔が素敵な選手。

肩からウエストにかけてのアウトラインも綺麗でした。

ビギナーズフィットネスらしさが表現できた元気なステージングでした。

さらに磨きをかけてステージに立ってほしい。


2位 永田 由以選手

手脚が長くプロポーションの良い選手。

ポージングも綺麗でした。

肩からウエストにかけてのアウトラインを強化すると良くなるでしょう。


3位 稲垣 香選手

華やかな外見に表現力豊かなステージングでした。

ポージングが安定するとボディラインの良さをもっとアピールできるでしょう。


4位 臼井 さとみ選手

笑顔が可愛い選手。

全体的に筋量を上げてアウトラインにメリハリを。

シェイプしてまた挑戦してほしい。


5位 中村 玲子選手

表情が硬かったので豊かに笑顔で表現すると

良くなるでしょう。

アウトラインにメリハリを。

筋量を上げてまた挑戦してほしい。

ビギナーズフィットネス講評

松宮 悠夏

ビギナーズフィットネスは今年度から新設された女性競技の初心者向けカテゴリーです。

大会出場の準備がシンプルで舞台に立つ喜びを体験してもらうことができる競技です。

今年は第1回となるのですが

とてもレベルが高く驚きました。


163cm以下級

1位 渡邉 しおり選手

キュートな笑顔にきれいなアウトライン。

出てきた瞬間から目を惹きつけられました。

ビギナーズフィットネスにふさわしいステージングでした。

さらに磨きをかけて、来年はステップアップしてほしい。


2位 奥村 悠選手

綺麗なアウトラインに丸みのあるヒップ。

キュートな笑顔に目を惹きつけられました。

来年はステップアップしてステージに立ってほしい。


3位 渡邉 奈央選手

しっかり鍛えられたボディ。 

特に肩の丸みは素晴らしい。

ポージングも綺麗でした。

ステップアップして挑戦してほしい。


4位 清水 直美選手

綺麗なボディラインなので

筋量を上げてアウトラインにメリハリを。

ポージングもしっかり練習して

また挑戦してほしい。

メンズフィジーク講評

佐伯伊都企

【168cm以下級】

優勝 田中裕志選手

筋量・仕上がり・バランス・ポージングも素晴らしく、全カテゴリーの中でも一番良く見えた選手ではないだろうか。

今回ベストフィジーク賞を獲得したのもうなずける。

ただ、腹筋の下腹部が若干弱いのとサイドポーズの時に若干腹筋が抜けて見えるときがあったのでオールジャパンに向けて修正し愛知県代表として優勝目指して頑張って欲しい。


2位 水野敦選手

バルクもありウエストも細くアウトラインは本当に素晴らしかった。

しかし、ポージングの際に少し肩がすくみ上っていたため少しバランスが悪く見えてしまったのと肌の白さで腹筋の溝がすこし薄く見えてしまったことが悔やまれる。

また、水着の大きさが全体のバランスを崩してしまっていた。

体的には間違いなく全国で戦える逸材なので次回に期待したい。


3位 見田裕平選手

肩の丸みや広背筋の広がり、そしてウエストの細さなどアウトラインが素晴らしい選手。

ただ、1,2位の選手達と比べると若干腹筋が弱く、またサイドポーズでの腹筋の抜け具合が少し気になった。

近い将来、オールジャパンでも活躍出来るポテンシャルを持っているので更なる進化に期待したい。


4位 中島一選手

広背筋の広がりや絞りが素晴らしく、ポージングもスムーズでバランスの取れた選手。

サイドポーズでのVシェイプの魅せ方は特に素晴らしかった。

ただ、TOP3選手と比較すると若干筋量が少なくそしてフロントポーズで腰を入れてしまうクセがあるので次回はこの辺りの改善に取り組んでもらいたい。

                                                                                                                    

5位 渡邊稜介選手

筋量もあり絞りも良く腹筋の一つ一つのパーツが大きく腹筋が目立った選手。

ウエストはそこまで細くはないものの背中の広がりでアウトラインをカバーしていたが、肩の張り出しと三頭の張り出しが若干弱かったため他の上位の選手と比べると若干アウトラインで負けてしまった。

次回はこの辺りを改善し是非ともTOPを目指して頑張って頂きたい。


6位 井垣行人選手

ウエストも細く逆三角形が綺麗に見えるバランスの取れた選手。

ただ、TOPの選手達と比較すると全体的に筋量が足りないのとポージングにぎこちなさがあり、また笑顔がないため少し硬く見えてしまった。

この辺りを改善すればもっと上位に食い込めるポテンシャルは持っているので次回に期待したい。


【172cm以下級】

優勝 可知憲明選手

ステージ上で腹筋も最後までずっと抜けることもなくバルクも仕上がりも本当に素晴らしかった。

また、フィジークにはかかせない笑顔やボードショーツのチョイスなどトータルパッケージも素晴らしかった。

ただ、もう少し広背筋の広がりと肩の丸み、そして三頭の張り出しを強化すればさらに良くなりオールジャパンでも十分に活躍出来るので今後も更なる進化に期待したい。


2位 鈴木恭士朗選手

アウトラインが素晴らしくバランスも良くポージングもしなやかで素晴らしいステージングだった。

ただ、若干ミッドセクションが弱く、また腹筋が抜けてしまうタイミングも少し見られた。

また、もう少し絞りをきつく仕上げればよりよく体を綺麗に魅せられるので次回はその辺りを課題として頑張って欲しい。


3位 池裕樹選手

綺麗な逆三角形の上、ウエストも細くバランスの良い選手。

ただ、肩と腕の筋量が若干弱く、また絞りも若干甘かっため腹筋が弱く見えてしまった。

これらを改善すればオールジャパンでも戦えるポテンシャルは持っているので更なる進化に期待したい。


4位 望月敦夫選手

筋量もあり仕上がりもハードで非常にバルキーな選手。

ただ、ポージングが硬く体が硬直しているような動きになってしまっておりフィジークらしさという面では少し外れてしまっていた。

ステージ上では魅せ方が非常に重要で体だけではなくトータルパッケージで見られるのでそこら辺も次回の課題として改善に向けて頑張って欲しい。


5位 北岸健一選手

ステージ上でも笑顔を絶やさず真摯な立ち振る舞いでバルクもありミッドセクションも目立っていた。

ただ、ポージングで広背筋の広がりや肩の丸みを上手く強調出来ず少し寸胴に見えてしまったためアウトラインが綺麗に見えなかった。

ポージングを改善すればもっと上位を狙えるので次回はトレーニング同様にポージングも是非とも取り組んで頑張って頂きたい。


6位 神志名純一郎選手

ウエストも細く広背筋の広がりもありバランスの取れた選手。

ただ、TOPの選手達と比較すると若干筋量が足りないのと腹筋が弱く、また絞りも少し甘かった。

アウトラインは素晴らしいので全体的に筋量を増やし厚みを持たせることと腹筋のさらなる強化を今後の課題にして欲しい。


講評 浦上孝之

176cm以下

6名の決勝進出者はレベルが拮抗していたと思います。

1.渡辺 樹生

フロントが弱い部分も見受けられましたが、

 ポージング、表現力も良く背中の筋量が充実していた。

今後、ミッドセクションの強化に努めてほしい。


2.上田 聖耶

ミッドセクションは渡辺選手を上回っていた。

バックポーズの取り方でもう少し凹凸感が出たのではないでしょうか。

きれいなアウトラインなので肩を強化すれば一段階レベルが上がると思います。


3.國井 鉱治

フィジークでもベテランとなってきましたが仕上がりはNo.1でした。

肩側面の張り出し、フロントポーズでの背中の広がりが出来れば優勝も目指せると思います。


4.木村 陸人

スタイルが良くミッドセクションも目を引いた。

ウエストが長く見える部分もあったのでVシェイプ作りを意識してほしい。

パンツをもう少しだけ上げた方が良いと思いました。


5.横井 俊介

筋量は上位選手に引けを取っていなかった。

バックポーズでの力みが気になりました。

もう少し黒さがあれば見え方が違ったかもしれません。


6.桜井 零士

ポージング、表情も良く、全体的な筋量UP、特に大胸筋。で上位が狙えると思います。


180cm以下級

各選手、個性が有る戦いでした。


1.宮次 良輔

筋量のバランスが良く、ポージングにゆとりがあり、特にサイドポーズがうまく取れていた。

もう一絞りで迫力が増すかもしれません。


2.樋口 祐亮

絞りも良く、ミッドセクションは目を引いた。Iウォークでのフロントポーズ時、しっかりしたポーズの静止があった方が良かったと思います。


3.廣田 歩

フィジーク選手としては決してスタイルには恵まれていないが、バルクもあり、ポージングでうまく表現できていた。


4.田中 正吾

スタイルの良さはあったが、少し甘さがあった為、ミッドセクションが安定していなかった。もう一絞りで安定感が増すのではないでしょうか。


5.石川 健二

仕上がりの良さは目に付きました。背中の筋量UPで上位を目指せると思います。


6.小田 健

まだフィジークらしい身体では無いが、バルクを評価されたと思います。

アウトラインの強化、ポージングの改善を期待します。


180cm超級

3人共に長身ながらも筋量もありハイレベルでした。


1.今井 誠也

三角筋サイドの張り出しも有り、アウトラインが良く、長身を感じさせないVシェイプでした。

さらに肩の強化でアウトラインをもう一段階レベルを上げ、今後の大会に挑んでほしい。


2.鈴木 博之

大胸筋の大きさ、ミッドセクションが充実していました。

フロントポーズでは、今井選手と比べ、ウエストが長く見えた為、Vシェイプ作りを意識してほしい。


3.栗木 博士

上位2名と比べ肩の大きさ、背中の広がりに差があったと思います。表情が固いのも気になりました。

特に肩を強化しフィジーク選手らしいアウトライン作りに取り組んでほしい。


総評

毎年レベルが上がっており、出場選手も多く、各クラス決勝進出のハードルが高くなってきています。

身体だけでは無く、ポージング、表情などで差が付く場合もありますので、しっかり練習を積んでください。

上位選手は、上のレベルで活躍するにはもう少し丸々とした肩が必要では無いかと思います。

強化に努め次に挑んでください。


ボディフィットネス講評  武藤恭子


久しぶりの愛知ボディフィットネス開催でしたが、4選手がそれぞれ個性と実力を兼ね備えとても見応えのあるカテゴリーとなりました。


1位

昨年はビキニフィットネス163㎝超にて1位を獲得された伊藤選手。

今年はさらに筋量を増やし、見事ボディフィットネス競技のアウトライン造りをされてました。

身体はもちろんですが、その努力も素晴らしいと思いました。

更なる大舞台での活躍を期待してます。


2位

手足が長く笑顔がとてもチャーミングな小池選手。

線の細さも筋量でカバーされており良かったです。

ただ、ポーズによっては 肩のすくみが目立つ時があるので そこを改良されてはと思います。

いろんなカテゴリーに挑戦され必ず結果を残されていて素晴らしいと思います。


3位

舞台の袖から登場した瞬間に会場が沸く程の華をお待ちの大岩選手。

笑顔・身のこなし・ウォーキングどれを取ってもとても美しく目を奪われました。

身体の進化も見事ですが強いて言えば、下背部の強化を求めたいところです。


4位

筋量もあり、ボディフィットネス競技向きのアウトラインをお持ちの石原選手。

動作に少々ぎこちなさを感じられましたので 今後の課題に加えていただければと思います。


総評として

愛知における女子競技全般に於いて とてもレベルアップされていて素晴らしい試合を見せていただきました。有難うございました。

ビキニフィットネス講評

山下春菜


愛知ビキニフィットネスに毎年出られている方から初めて出場される方まで、人数も少しずつ増えてきてレベルも上がってきたように感じます。


158cm以下級

1位 川口知子選手

昨年からステップアップして満場一致で優勝されました。仕上がりステージング共に素晴らしかったです。オールジャパンでの活躍が楽しみです。


2位 藤原理恵選手

アウトラインが良かったです。コンディションを上げ、落ち着いて堂々としたステージングをすると評価がグンと上がると思います。来年に期待します。


3位 中島千歌選手

ご自身の魅力を上手にプレゼンテーションされていました。薄いウェストは強みですので、背中の広がりとお尻の上部を強化するとアウトラインが良くなると思います。


4位 山下希枝選手

バランスの良い身体でした。それを見せきれないポージングだったのがとても惜しく感じました。腰の固さ、それによる重心のズレを改善すると上位を狙えるようになると思います。


5位 長谷川千洋選手

しっかりトレーニングされている痕跡が感じられました。アウトラインの改善、特に上体の広がりを作ると上を目指せるようになります。また、ポージングをとる時の動きを丁寧にしなやかに女性らしさを表現すると印象が良くなるでしょう。


6位 田口愛捺選手

毎年チャレンジされていて、今年はポージングを大きく修正され良くなっていました。スタイルが良いので、ビキニとして上位を目指すには筋肉量とコンディションを上げることを頑張ってまたチャレンジしていただきたいです。


163cm以下級

1位 中島リリアナ選手

とても良いプロポーションと、美しいウォーキングが印象的でした。上半身のワイド感が更に出ると全国でも上位を目指せると思います。


2位 水野菜緒選手

コンディションも良くビキニらしい身体でした。

サイドポーズはもっとよく見せられそうです。来年は是非優勝を狙ってください。


3位 成瀬由佳選手

例年よりコンディションが良かったように思います。背中の広げ方を修正するとより良く見えます。もっと笑顔で自信を持ってステージに立って、来年はさらにステップアップして欲しいです。


4位 松原きくみ選手

ステージングが優雅でした。背中の広がり、お尻のトップからの丸み、ウェストはなるべく細く、といったアウトラインを強化していくとよりビキニらしい身体に近づくと思います。


5位 川口潤選手

笑顔が素晴らしかったです。筋肉量はもう少し欲しいところです。マッスルコントロールがきちんと出来るようになると身体の良さを伝えられるようになります。背面をしっかり確認しながらポージングを練習して、是非また挑戦してください。


6位 岡理恵選手

素晴らしい筋肉量でしたが、ビキニとしては多過ぎました。ポージングは少し不安そうな印象がありましたので、シェイプアップしてポージングもしっかり身体に染み込ませて別のカテゴリに出ると活躍できると思います。


163cm超級

1位 北沢真利選手

背中、お尻からハムへのラインがとても良かったです。ウェストを細くしていけるとアウトラインが強くなります。ポージングは上手でしたが、表現力をより豊かにして、さらに上を目指していただきたいです。


2位 村上ひかる選手

しっかりトレーニングされている様子が見受けられました。上半身に比べて下半身がだいぶ強いので、バランスを取るために背中や肩を強化していくと良いでしょう。


3位 村上まゆみ選手

妖艶で美しいステージングでした。脚がとても長くてウェストは細くプロポーションが良いので、背中肩とお尻に筋肉をつけて骨格をよりよく見せられるよう作っていってください。


特別賞

ベストフィジーカー  田中裕志選手

ベストフィットネス     中島リリアナ選手

そして、素晴らしいコンディションとパフォーマンスで今大会を盛り上げてくれた

ゲストの大谷美咲選手

女子フィジーク

講評 長井俊雄


近年ビキニフィットネスブームに加わってボディフィットネスも増え、女子フィジークと言うカテゴリもハイレベルになりつつある。

今回は愛知からは7人の選手が出場となった。


一位の喜多村章子選手

ラインナップの並んだ時点で圧倒的バルクで優勝を勝ち取った。遠距離、近距離から見ても群を抜いていたであろう。

今回を自信の糧として更なる高みを目指して欲しい。


二位の小池敦子選手

ラインナップではキレのある上半身、背中のラインが美しく審査員の目を引いた。

そして何よりもアクロバティックなフリーポーズには初見の人は驚いたであろう。今回ベストポーザーを獲得し、他の大会のボディフィットネスて優勝したのも頷ける。


三位の遠藤都選手

とても目立つ美しいアウトライン。バランスの取れたバルク。

そして落ち着いた優雅なフリーポーズ。

上位と比較になると若干のバルク不足と下半身の絞りが課題に見えました。


四位の福井広美選手

並んだ時点で下半身のカット、筋密度がとても良く背中も迫力があった。アウトラインの改善や肩の丸みが出てくるともっと良く見えると思います。


五位の江端麻里子選手

丁寧なフリーポーズやバランスの良い筋量が印象的。

フィジークというカテゴリになると、もうもう少し絞りと筋量アップは外せないと思えました。


六位の彦坂陽子選手

筋密度が素晴らしく、規定ポーズの取り方はベテラン感がとても出ていました。

あと一絞り欲しいところとフリーポーズをリラックスしてやれると良いと上位も狙えると感じます。


七位の布目元子選手

可愛らしいフリーポーズ。応援したくなるようなキュートな笑顔が見ている側をほっこりさせてくれるそんな選手です。

今回七位という結果でしたが絞りを改善出来れば結果は良くなるはず。


愛知男子講評

工藤修平


メンバー表を見た段階で、昨年の上位入賞者がゴッソリと抜け多少のレベルダウンを心配しました。

しかし、いざ幕が開くとそんな憂いも吹き飛ぶ程のハイレベルなラインナップで、逆の意味で上手くピックアップ出来るのか不安になりました。

特に入賞のボーダーラインに素晴らしい選手が何人もおりそこの

見極めにはいくら時間を割いても足りない程に苦心しました。


1. 甲村隆一朗

そんな激しい戦を生き残りそして制したのは甲村選手。

元々実力、実績ともに申し分なくいつ愛知を制してもおかしくない程の選手でした。

ただ、毎回仕上がりがいまひとつで、悔しい思いをして来たと思います。(そうでも無かったらゴメンなさい笑)

並んだ段階では、正直多少甘いかな?と感じましたがいざポーズを取り出すと一変、身中に細かなカットが現れ、凄まじい張りと密度を感じました。

更にフリーポーズも秀逸で、こうなると元々バルクとバランスに優れた選手だけに他の選手に無い存在感を感じます。

課題としては、臀部からハムストリングスにかけた部分にまだ少し余裕があるのかな?と感じました。

この先ボディビルのカテゴリーでも更に上を目指して欲しいと思います。


2.井坂真也

2年前に三重県を制し、その後も日本クラシック、東海大会等で上位入賞を果たし満を辞しての愛知初登場です。

1週間前に行われた東海大会でも愛知勢では最上位となり、本人もかなりの手応えを感じていたと思います。

連戦が続く中、この日も愛知クラシックとのWエントリーという事もあり疲労の蓄積が心配されましたが、全く問題なく仕上がってたと思います。

1つ気になったのが、バックのリラックスポーズやバックラットスプレッドで上手く背中が広がり切れてなかった点です。

その分多少ワイド感が損なわれていた気がします。

優勝した甲村選手とは僅差だったと思います。


3.後藤翼空

昨年のチャレンジカップチャンピオン。

この1年で更なるバルクアップを果たし、まさに躍進する若い世代の最先鋒と言えるでしょう。

特にバルク面では上位2名に強く迫る程でした。

更にステージングも堂々としておりとても好感が持てました。

ただ、ポーズを取った時の密度感が上位2名程感じられずこの順位となりました。

来年以降ミスター愛知はもちろん、更に上の舞台を目指して欲しいと思います。


4.中島雄太

久しぶりのカムバックでしたが、

トレードマークの脚、そしてカーフは健在でした。

またラップスプレッドで見せる独特なアウトラインはとても大きく綺麗で映えて見えました。

ただ、後半になるほどにやや張りが損なわれて行った事が残念な気がします。

下背部がもう少し付けばと思います。


5.三浦祐揮

年々着実に順位を上げて来ました。

これまでバランスやキレが評価されながらも、度々バルク不足を指摘される事がありましたが、かなり改善して来た気がします。

ややハイラットな面も有りますが立ち方もよく研究されており逆にそれが強みになっていた気がします。

更なるバルクアップで、表彰台そして頂点を目指して行って欲しいと思います。


6.都築悠真

先週の東海クラシックフィジークを制しての連戦になりますが、やや水っぽくなった気がしました。

しかしその分先週以上に大きさを感じました。

更に随所にバキュームを取り入れたポージングルーティンはとても刺激的でした。

個人的に隣りの後藤選手との若い2人の並びは非常に見応えを感じました。


7.近藤安弘

最初に見た感想が"脚がバズっとるやん!"でした。

前も横もケツもハムストリングもギザギザでグチャグチャ。間違いなく今大会1番の脚だったと思います。

これまで何度も言われて来たと思いますが課題は上半身、それでも年々広がりが付いて来ていると思います。

あと欲を言えば出来る範囲でもう少しだけステージ上で表情が欲しいと思います。


8.前原一詞

Wエントリーの愛知クラシック175cm以上級も制した前原選手。

今年はやや仕上がりが遅れ気味で評価を落としましたが、長年愛知の重量級を牽引して来た背中はまだまだ健在でした。

課題はやはり脚だと思います。

言うほど簡単な事では無い事は充分承知してますが、引き続き頑張って欲しいです。


9.彦坂篤彦

最年長の彦坂選手、今年も見事にファイナリスト入り本当に頭が下がります。

この年齢になって私自身改めて未だに愛知のトップで戦う彦坂選手の偉大さが身染みてます。

今年は昨年程の張りが無くやや順位を下げられましたが全く衰えは感じられず寧ろ大きさを増した感さえありました。脅威です。


10.中村大輝

東海では毎年確実に決勝に残りながらも何故か愛知では初入賞の中村選手。

上体のアウトラインが素晴らしく腹直筋が分厚くセパレーションも充分出せてる身体は地方大会よりも寧ろブロック大会向きという評価なのでしょうか?

更なる上を目指してこのまま長所を伸ばして行って欲しいと思います。


11.堤祐人

Wエントリーの愛知クラシック165cm級を制した堤選手。

しかし愛知一般での、同点審査をくぐり抜けての入賞という評価は少し意外な気がしました。

仕上がりは例年通りバリバリでしたし、張りも充分出せてたと思います。

強いて言えば立ち位置によっては例年に比べやや体幹部が少し甘く見える事がありました。

あと、フリーポーズに終始止めが無く、ややちぐはぐだったのが気になりました。


12.ユージン  タン チュエン リアン 

プロポーションとバランス、そして何より毎回楽しそうにポーズを取るユージン選手が見事に激戦を勝ち抜いて嬉しい初入賞!

躍動感あふれるステージングは見事でした。

脚も充分太いのですが、上半身に更なる厚みが付けばと思います。


クラシックボディビル 171㎝以下級 

 講評 西田哲之


1位 三浦祐揮 選手

リラックスポーズからフロントダブルバイへ

移るポーズの流れが美しい。特に左足の流し方が絶妙である。全体的に密度が高く、しっかり仕上がっていた。このカテゴリでは一番完成度が高かった。落ち着いたポージング、誰の目から見てもポージングトランクスの紫が、彼のカラーとして似合っていた事は、言うまでもない。


2位 山田祐揮 選手

オーバーオールでは惜しかったが、気持ちを切り替えて挑んだこのカテゴリで、見事準優勝を果たした。広げるポーズは全体のスケール感が増して彼の武器になっている。ここから更にバルクと密度を上げれば、もっと上位にいける。


3位 渡久地和昭 選手

毎回しっかりと大会に照準を合わせ、調整をはずさないのは流石としか言いようがない。

仕上がりに関しては文句ないが、若干、上半身のバルクが勝っている気もする。下半身の密度、カットが上半身に追いつけば最高である。


4位 戸崎 亮 選手

仕上がりに関しては、素晴らしいものがある。

その努力が身体から溢れている気がする。

ここに全体的な密度が加わればもっと良くなるのではないだろうか。あとはステージで自分自身をもっと上手く表現するために、オフにポーズをやり込むといいかも知れない。来年が楽しみである。


5位 北岸健一 選手

全体的なバランスがいい。大腿部の横への張り出しは武器であり、これから更に良くなっていく可能性を充分秘めている。あとは正面のポーズに更に磨きをかけるといいだろう。いかに自分を良く見せる、他者と差をつけるかは、最初のダブルバイフロントにかかっている。自分を磨いて更なる飛躍を遂げてほしい。


6位 松田直弥 選手

結果的に、6位入賞となったが、この選手のポージングセンスはかなり良い。特にフリーポーズが上手い。本人は意識してないかも知れないが、木澤選手を思わせるフリーの入り方は迫力がある。これはもうセンスと言う以外ないだろう。ポージングが上手い選手は、マッスルコントロールも上手い、故にトレーニングも効かせ方が上手い選手ではないかと勝手に想像する。更なる活躍を期待してやまない。

クラシックボディビル 175㎝以下級


1位 小田貴之 選手

このカテゴリで完成度No.1だった。

肩から胸にかけてのラインがよく、ポージングもクラシカルでアーティスティックだった。両手を上げてウエストをひねる美しいポージングは、決して大袈裟でなく、一瞬フランクゼーンを思い起こさせるほどだった。ウエストが細いのはビルダーとして長所だからこそ、背中の広がり厚みがあれば完璧である。


2位 出光末来 選手

自分は予言者ではないが、いろんな選手を見た中で、彼は将来日本の中心となるような選手かも知れないと思う。まだ若いが、そのポテンシャルは誰もが嫉妬するほど恵まれている。

バルク、バランス、申し訳ない。目標を高く持ってこれからも頑張ってほしい。目標は国内ではなく、アジア、アーノルドに向けるべきだ。


3位 矢吹勇太 選手

ラインナップで並んだとき、他の選手に比べて若干細い感じがしたが、ポーズを取りだすと、そのスケール感に驚いた。こういうタイプの選手は全日本クラスに多い。リラックスポーズでもスケール感をアップするよう、バルクとバランスを同時に伸ばすと、更に存在感が増すこと間違いない。


4位 小笠原康仁 選手

この選手も大器である。まだ若く、これからバルクアップしていくのかと思うと末恐ろしい選手である。今回は少し甘かったのかも知れないが、まだまだチャンスはある。


5位 杉浦恵一 選手

昨年の2位から優勝を狙ってきたといった気合いが感じられた。本人は5位と言う結果に本意ではないと思うが、見た目は全然悪くない。彼のファンは多いと思う。まず顔がカッコいい。顔は評価しないといってもカッコイイものはいいではないか。あとはポーズをとことん練習して来年またインプルーブした身体を見せてほしい。


6位 鵜飼克則 選手

約25年前にボディビルを始めるきっかけとなったある選手に捧げる舞台だったのだろう。会場からは一際大きな歓声が上がっていた。ボディビルは勝負けのあるスポーツである。しかし、目的はそれだけだろうか。ある人への感謝、想い、このステージは彼にとって勝敗よりもその想いだけが、過酷な減量を支えたに違いない。亡き人が必ず見てくれている。自分もそれを感じずにはいられなかった。


クラシックボディビル 175㎝超級


1位 前原一詞 選手

背中の厚み、広がりは、いつも目を見張るものがある。ウエストから曲線を描いて大円筋に伸びる背中のラインは、その厚みも相まってまさに芸術である。身長の高い選手であるが故に、その背中に見合った脚の横への広がりがあると、言うこと無しである。堂々たる1位だ。


2位 森本拓矢 選手

ポージングでは、サイドチェスト、バックポーズは肩から腕にかけての質感がいい。

更にバルクアップして、ポーズをやり込めば、身体の質感がもっと良くなるだろう。


3位 森屋健吾 選手

背が高く、大きさのある選手である。全体的な大きさは申し分ないが、ボディビルの要素でもあるバランスに目を向けたトレーニングで、肩や脚のインパクトが加われば、更にスケールが増すことは間違いない。


4位 木房裕章 選手

フリーポーズが上手い選手である。音に合わせた迫力あるフリーだった。規定のポージングセンスもいい。バランスもいいだけに、若干甘さが残ったのが惜しいところである。次回はしっかり絞り込んだ木房選手を楽しみにしている。


5位 太田竜也 選手

一言、惜しかった。大会屈指のバルクの持ち主であることは誰の目にも明らかである。今回は大会規定に沿う形となってしまったが、その存在感は、今でも目に焼きついている。大会当日の結果から、彼の思いは自分にはわからないが、どんな形でも必ず報われる日は来ると信じたい。


6位 山田明人 選手

彼は決して諦めることをしない。どんなに怪我をしても、思うようにいかない時があっても、上手くポーズがとれなくても、工夫して、チャレンジし続ける。決して諦めない姿勢は尊敬に値する。積み重ねた努力はその身体に宿り、若い選手が簡単に追いつけないほどの密度がそれを物語っていた。


クラシックボディビル165cm以下級

講評 水野直門

 

優勝 堤祐人

とにかくハードな仕上がりで、他の選手を圧倒していた。

 

2位 西野徹

とてもバランスが良く、仕上がりも上々で、欠点の少ない選手との印象。クラシックだけでなく、一般のほうにも挑戦して欲しいものである。

 

3位 熊谷健

仕上がり、バランスも良く、2位、3位は僅差の勝負となった。


4位 千田眞一郎

きちんと仕上がっているが、昨年優勝から順位を落とした。上位の選手と並ぶとやや迫力不足を感じた。

 

5位 平田光男

ベテランらしく、良い仕上がり。バルク的にもう少しといったところか。

 

6位 堀内亮一

仕上がってはいるが、やや甘いか。胸のバルクと、背中の広がりがもう少しあればと思う。

クラシックボディビル 168cm以下級

 

優勝 井坂真也

すでに実績のある選手であり、仕上がりも十分で、スキはみられない。愛知一般も優勝者とほぼ互角。余裕の優勝であった。

 

2位 中島雄太

久しぶりのカムバックで、カーフは相変わらず特筆もの。脚が目立つだけに、上半身がやや弱く見えるのは残念なところ。

 

3位 三宅健之

バランスが良く、背中の広がりがあり、特にバックダブルバイは迫力がある。仕上がりがやや甘いか。一般では激しい結果となったが、今後も挑戦して欲しい。

 

4位 竹下隆之

アウトラインは良く、きちんと仕上がっているが、ややバルク不足か。

 

5位 山田高史

ベテランらしく、良い仕上がりだが、今回は上位選手と並ぶとやや脚の弱さを感じた。

 

 

6位 Eugene Tan Chuen Liang

スタイルがとても良いのが印象的で、仕上がりも十分。バルクがつけば、一般でもクラシックでも、上位を目指せると思う。

愛知県チャレンジクラス

 

総勢27名の出場で、今回は決勝6名と、選手にとっては厳しい試合となった。

突出した選手がいない印象で、新人らしいとも言えるが、愛知一般のレベルアップと競争激化を考えると、バルクアップはもちろん、ポージングや仕上げについても改善の余地は大きいと感じた。

 

 

優勝 荘田巧登

バルク、カット、バランス、仕上がりと他の選手よりまとまった印象。欲を言えば、もう少し少しハードな仕上がりと、背中の広がりが欲しい。

 

2位 鈴木拓真

比較的ハードな仕上がりで、脚のバルクとカットが印象的。バランス的に、もう少し上半身のバルクがあると良いかと思う。

 

3位 村手健人

仕上がり、アウトライン、バランスは良く、まとまった印象。もう少し全体的にバルクが欲しいところ。

 

4位 太田竜也

全体的にバルキーで、特に脚のバルクは印象的であった。

 

5位 小笠原康仁

アウトラインは良いが、仕上がりはやや甘く、まだバルクが足りない印象であった。

 

 

6位 山本奏嘉

仕上がりは比較的良いが、まだ全体的にバルクが足りない印象であった。

頂上を目指すゲストの嶋田選手

モストマスキュラー  甲村隆一郎

ベストポーザー  小池敦子

復活賞  中島雄太